租税教室
税理士になってよかったと思うことの一つに「租税教室」の講師に従事できることがあります。
租税教室とは、小学校や中学校、高等学校を訪問し、生徒さんに対して税金について授業をするものです。自分はこれまで教師という職業を意識したことがなかったのですが、かつて自分が小学校・中学校・高等学校でお世話になった当時の先生と現在の自分の年齢が近くなったことにふと気づき、恩返しと自分試しをしてみたいという理由から挑戦しました。
1授業50分程という枠内のなかで、教えるポイントを4つに絞りました。
①税金はみんなのために使われていること
②税金は公平を原則としていること
③税金の種類と基幹三税(所得税・消費税・法人税)の内容
④日本の現在の財政状態を認識し、皆さん自身で何ができるのか
人前で話す経験は積んできたつもりですが、対象者が「大人」で、「子供」は未経験のため、内容(授業展開方法)含め全般的にかなり悩みましたが、自分なりの方法で授業に臨みました。
生徒さんの前に立ったときは当然緊張したのですが、と同時に懐かしさも感じながら租税教室を展開しました。
自信は全くなかったのですが、数日後、生徒さんから「わかりやすかった」、「~について教えてほしい」といった感想文を頂戴したときは、安堵感とやりがい感を覚えました。
講師デビューしたのが2022年12月とまだ経験・実績ともに不足していますが、これからも租税教室に挑戦します!
(筆 増田晃士税理士事務所 増田晃士)